こんにちは、投資家フラペチーノです。新しく「学びの部屋」というカテゴリーを作りました。主に基礎的な学びが出来る記事を書こうと思います。
さて、今回は投資をする上では理解しておく必要がある「円安」と「円高」について説明していきますので、しっかりついてきてくださいね!
では、早速本題にはいりましょう!
円安・円高とは!?
円安は円の価値が安くなる事、円高は円の価値が高くなる事です。
今持っている円の価値が安いのか高いのかという事なんですが、初めは聞いても???となるのは当然です。初めは誰でもゴチャゴチャになってしまうので、焦らずに理解を深めていきましょう。
スーパーに買い物に行くと、今まで100円で買えてたものが同じ金額で買えなくなった。
これを、円安と円高に例えてみると
こうやってみると、「80円で買えるようになったんだから、安くなって円安じゃん」と思われる人も多いのではないでしょうか?
しかし、円安と円高は円の価値なんです。円の価値が上がったか、円の価値が下がったかです。
話を戻しますが、
100円で買えた鯖缶が80円で買えたという事は、円の価値が高くなって今までより安く買えるようになったということ。
100円で買えた鯖缶が120円で買えたという事は、円の価値が安くなってしまって、今までより高く買うしかないということ。
円安は円の価値が安くなって下がってしまう、円高は円の価値が高くなって上がることを意味しています。
円安ドル高、円高ドル安とは
もし先ほどの説明で円高・円安が理解できていればここも難なく突破できるのではないでしょうか
良くニュースなどで「本日の為替相場は、148円50銭円安ドル高」なんて目にしたり耳にすることもあるかと思います。
そう、これは「円の価値」と「ドルの価値」を比べたものです。
例えば、1ドル100円の時。
1ドルが110円になると、100円で1ドルだったのに110円ないと1ドルにならない。
これは、円の価値が下がって、ドルの価値が上がっているので円安ドル高
1ドル90円になると、100円で1ドルだったのに90円で1ドルになる。
これは、円の価値が上がって、ドルの価値が下がっているので円高ドル安
今に比べて、円をドルに交換する時に高くなると、円の価値が下がってドルの価値が高くなっているという事。
今に比べて、円をドルに交換する時に安くなると、円の価値が上がってドルの価値が高くなっているという事。
この2つを押さえておけば、ドルがユーロに変わってもポンドに変わってもわかるようになると思います。
なぜ、円安や円高になるのか!?
円安・円高になる要因は、政策金利(通貨金利)・インフレやデフレ・輸出入(貿易)などが原因と考えられます。
政策金利(通貨金利)
大きな特徴としては、各国が発表している政策金利(通貨金利)です。この金利は各国の中央銀行が発表しています。
例えば、米国の金利が5%、日本の金利が0%だとしましょう。
金利が5%の通貨と金利0%の通貨なら、どちらの通貨を持ちたいと思いますか?
もちろん、米国の5%と答える人が大半だと思います。
こうした場合に、ドルを買っておこうという人が多くなります。ドルの価値が高くなっているという事です。となると何の魅力もない円は買われることがなくなって、ドルとの差が開いてしまうというわけです。
「円やめた~ドルの方が金利高いしドル買うか~」という人が多くいると思ってください。
逆に金利差がなくなってくると、ドルを手放す人もいるのでドルの価値が下がる事もあります。
こうした政策金利の影響で、円高円安になっていくというわけです。
インフレやデフレの影響
インフレやデフレの影響でも円高・円安になります。
飲食やモノの値段は年々上がってきています。私が小学生時代に買っていたビックリマンチョコは30円でしたが、今では100円位します。
今では30円では買えなくなってしまったので、円の価値が下がっているという事です。
インフレはモノやサービスの値段が上がる事を意味しています。日本銀行がインフレ率2%を目標にしていると言っているのは、モノやサービスの値段が上がるスピードの事です。
給料が比例して上がれば生活の質は変わりませんが、給料が上がらずモノやサービスの値段だけが上がると生活苦になります。
こうなると、今度起こるのはデフレです。
デフレはインフレとは逆に、モノやサービスの値段が下がる事を意味しています。
デフレが起きると100円だったものが、90円に下がったりするので今度は円の価値が今より上がるという事になります。
円高になるという事です。
インフレやデフレは、経済状況によって変わってきますが、こうした経済状況が理由で円高や円安になることもあります。
ちなみに、インフレはインフレーション、デフレはデフレーションです。
輸出入(貿易)
少し難しくなってしまうかもしれませんが、輸出入でも円安や円高になる事が多々あります。
輸出の場合は、
外貨で支払われるため、外貨を円に交換しないといけない。
輸入の場合は、
外貨で支払う為、円を外貨に交換しないといけない。
この交換した時にもある程度円安・円高になります。支払いのとき「ゴトー日」ってやつですね。
「ゴトー日」以外でも輸出入の支払いが起きる時も考えられますが、基本的にはゴトー日と呼ばれる日になります。
輸出・輸入を単体で考えてもいいですが、もう一度振り返ってみましょう。
輸出は、外貨を円にかえる。(例えば、ドルを円にかえる)
輸入は、円を外貨にかえる。(例えば、円をドルにかえる)
なぜ、振り返ったかというと、輸出と輸入は貿易という枠になるからです。
貿易赤字や貿易黒字という言葉を聞いたことはありませんか?
輸出額より輸入額が上回っていれば、貿易赤字
輸出額が輸入額より上回っていれば、貿易黒字
貿易赤字の場合は、輸出額より輸入額の方が上回っている。
つまり、外貨を円にかえる金額より、円を外貨にかえる金額の方が上回っているという事です。
ということは、
円の価値が下がっているという事になります。
そして、
貿易黒字の場合は、輸入額より輸出額の方が上回っている。
つまり、円を外貨にかえる金額より、外貨を円にかえる金額の方が上回っているという事です。
ですので、円の価値が上がっているという事になります。
最後は少し難しいですが、こういった理由でも円安や円高になる要因です。
まとめ
円安と円高について紹介していきました!理解出来ましたか?!
円安と円高は、最初は凄く迷ってしまうと思います。私は当初、相当迷いました💦
円安と円高を理解できるようになると、今為替相場がどんな状況かわかるきっかけになります。
どんなことで円安や円高になるのか、円安や円高になるとどうなるのか
簡単なようで結構奥が深くてわかりにくいので、自分の生活に落とし込んで考えてみるとわかりやすくなると思います。